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中国最大の鉄鋼メーカー、宝武鋼鉄集団の2019年の粗鋼生産量は9,600万トンだったと、宝武のウェブサイトで今週明らかになった。アルセロール・ミッタルが欧州市場の需要低迷を受け生産量を削減したため、この国有企業は2019年に世界最大の鉄鋼生産者だった可能性が高い。EUに拠点を置くアルセロール・ミッタルは2018年に9,250万トンの粗鋼を生産した。宝武の生産量は、傘下の宝鋼集団、武漢鋼鉄集団(武鋼)、馬鞍山鋼鉄集団(馬鋼)、重慶鋼鉄(重鋼)から得られている。宝武の粗鋼生産能力は現在、年間約9,850万トン。2018年には、宝鋼と武鋼のみで構成される宝武の粗鋼生産量は6,743万トンだった。宝鋼、武鋼、馬鋼は宝武が直接所有している一方、重岡鋼は思源河(重慶)鋼鉄産業発展エクイティファンドを通じて間接的に所有されている。宝武と民間鉄鋼メーカーの徳勝集団は、それぞれエクイティファンドの53.33%と45.33%を保有している。両社とも議決権は制限されており、重岡鋼の事業には日常的に関与していない。上海に拠点を置く思源河エクイティファンドは、1.33%の株式を保有するファンドのジェネラルパートナーとして重岡鋼の事業を管理している。宝武は最近、思源河エクイティファンドと契約を締結し、重岡鋼の全株式を取得し、経営権を取得する予定だ。株式譲渡は2020年6月までに完了する見込みだ。同時に、一部の市場筋によると、宝武は他の中国の製鉄所の買収にも取り組んでいるという。宝武は2019年11月に首鋼集団の株式15%を取得したが、最終的に過半数の株式を保有するかどうかは依然として不明だ。「宝武の粗鋼生産能力がさらなる統合によって年間1億トンを超えるかどうかではなく、いつになるかが問題だ」と市場関係者は語った。
出典:https://www.spglobal.com
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